バスケットボール界では
篠山選手がオリンピック代表から外れた事が物凄い話題になっているけど
彼が外れた、というか外すしかなかった理由を、スラムダンクを拝借して解説する
①
ただこれは連載当時のバスケット界で考えられたベストメンバーであって
②
③
👆現代バスケットボール的に湘北高校のスターティングを組めば、②か③のようになると思う
※現日本代表だと③に近いのかな?
【DVD】SLAMDUNK (C)井上雄彦 TOEI VIDEO
どちらにしてもスターティングはリョータではなくコグレ君になると思う
僕がヘッドコーチならばそうする
引用:【新装再編版】SLAMDUNK 13巻 (C)井上雄彦 集英社
そらま、総合力ならリョータのが上なのはわかるよ
でもシュート力、特にロングシュート能力だけに注目したらメガネ君の方がいい
だからメガネ君を選ぶ
「PG外したら、相手がフルコートプレスで来たらどうする?」という人がいるかもしれないけど
今は戦術研究が進み
フルコートに限らず「ただ運ぶだけ」なら、パッシング主体でプレスは運べる
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だからリョータがいなくても、ミッチーとルカワがいれば充分運べる
…つまり、ボール運びの専門がいなくても、ソコソコボールが運べる選手が2〜3人いれば良いんだ
かつては山王というか、能代のフルコートプレスは有名だったよね
でも今は
「バックコートでボール取られるコーチに、バスケットを語る資格はない」
て状態
ではPG不在で、ゲームコントロールはどうするのか?
現代バスケットでは、ゲームコントロールをPGに依存しない
PG(PGのポジションの選手)には、コントロール能力より得点力が求められる
そして従来「ゲームコントロール」と呼ばれていた要素は
「モーションオフェンス」と呼ばれる「概念」によって担保される
もしくは現代バスケットのゲームコントロールは
センターを始めとしたフロントコートプレイヤーが担う事が増えてきた
少し話がズレるけど
僕はオリンピック本戦でのゲームコントロールは
八村選手か渡辺選手がやるのではないかと思っているのだが
もし彼らをスコアメイクに専念させるならば
だから「ゲームコントロールができる帰化選手」が選抜されるだろうね
話を戻すけど
代表でも『(従来の)PG離れ』のような現象は始まっている
だから今回は「篠山が外れた」というよりも「富樫が生き残った」と解釈した方が実際状況に合致していると思う
※マジで富樫は結構当落線上にいると思っていた
中国戦の17得点は本当に見事だった
でも今、代表の試合で富樫選手はゲームコントロールをしているだろうか?
富樫選手が生き残ったのは、従来のPG適正能力が高かった事に加えて
得点力が評価されたのだと思う
確かにボールキープ力が高い選手がコートにいると安心感は高いよ
でも今の日本代表には、そういった選手を幾人も選抜出来る余裕は無いんだ
僕も「1ファンとしては」篠山選手が外れた事は非常に残念
でも「では篠山を残したとして、いったい誰を外すのだ?」と考えた時、思いつけない
現代バスケットでは
僕らの現役時代の常識は、もはや通用しないんだ