🏀日本バスケットボールのメディア戦略について(オリンピック総括①)
昨日(2021年8月1日)のアルゼンチン戦の総括を書こうと思ったら
アチコチのバスケットボールとは全く関係ない個人・団体から、正に雨後の筍(うごのたけのこ)のごとく、男子バスケットボールチームに関する意見記事が出ていて驚いたので
今回はそれをテーマにした記事を書いてみた
タケノコが生えてくること自体は良いこと
特にバスケットクラスタは
関係ない連中が口を出すなと訴えるクラスタが非常に多いが
僕はこういった哲学感こそがバスケットボール強化の足を引っ張っていると考えているので
今回の様なタケノコ現象は基本的に好意的に捉えている
【参考記事】
タケノコ大発生の要因は、FIBAが拡散した、うなだれる雄太と雄太に声をかけるエルナンデス(アルゼンチンHC)の写真に大反響があった事と…
バスケ放映をライブ放送すると予告していた民放テレビ局が、予告なくライブ放送を取りやめた事に苦情が殺到した…
…というニュースに反響が大きかったからだと思われるが
このように往々にしてインパクトは突然訪れる
今回のインパクトを追い風にして、更なる飛躍を望みたいところだ
タケノコは増えたが中身は同じ
さて冒頭でも触れたが
僕はニワカタケノコがニョキニョキ生えて来ること自体は好意的に捉えているが
肝心なのはタケノコの中身だ
断言するが、現在拡散されているタケノコの中身は
①本を読め(書籍紹介)
②強豪国の真似をして指導しろ
③不出場選手が発生した/人選ミスだ
この三つのうちの何れかでしかない
このうち①本を読めについては
本の内容をお前が記事で説明しろよw以外の返答が思いつかない
書籍を紹介してアフィリエイト収入を得たいのだろうが、せめて概要の紹介くらいはないとな(苦笑)
本のタイトルを言い放つだけの高圧的な批判者に興味が湧く事はない
次に②強豪国の真似をして指導しろだが
これは既に今のバスケットボール協会がこの戦略を踏襲していて
既にコピー戦略の弊害が蔓延している現状だ
弊害が出るとわかりきった施策に賛同する事はできない
ではなぜ強豪国の真似が問題なのか?
平たく言えば
真似すべき強豪国があるなら
その国へ指導者ではなく
選手を送れ(留学させろ)よ
…といえば、わかって貰えるだろうか?
この戦略は日本テニス協会が行っている
錦織をはじめ、この10数年、テニス界は
強豪国へ指導者でなく選手を送った
テニスは強化戦略が成功しているのだ
最後の③不出場選手が発生した/人選ミスだについてだが
恐らく(大会出場時間ゼロの)渡辺飛雄の事を言っているのだと思うが
これは八村・渡辺雄太らNBA組がチームに合流してから
代表選考が出来なかった影響が大きい
選抜者よりも選抜の時系列について考察が必要な案件だろう