🏀育成世代の指導者に「本当に必要な能力」とはなにか?
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日本の育成の話題について話す時にいつも引用するのが、柔道の山下泰裕さんの少年時代の話だ
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山下さんが少年時代に開催されたミュンヘンオリンピック柔道重量級の主力戦術は
払い腰のような腰技(腰を支点とする技)だった
しかし山下さんの指導者は、山下少年がオリンピックに出場する年代となるモスクワ~ロスアンゼルスオリンピックの時代には腰技で世界一にはなれない
と判断して、山下少年に試合で払い腰を使用する事を禁止した
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山下少年は研鑽を重ね
足技(足を支点とする技)である内股を得意技にして
ロスアンゼルスオリンピックで金メダルを取った
ここでサッカーの話題に触れる
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👆この動画は今から3年前、ロシアワールドカップの最中に作ったのだが
動画で触れている通り
ロシアワールドカップ予選当時の日本サッカーはサイドバック(の長友)がゲームコントロールを担っていた
しかしワールドカップ直前のウクライナとの壮行試合で新戦術「サイドバック潰し」の餌食となってしまい
そこで(「今さら戦術を変えるなんて出来ない!」と主張した)ハリルを電撃解任して
CBの昌司がビルドアップするか、或いは攻撃中だけ中盤の芝崎がDFライン付近に下がってビルドアップを行う…
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これまた新戦術ダウンスリー(動画中ではクロスファイアー)を携(たずさ)えてワールドカップに挑んだのだ
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ちなみに、ロシアW杯から3年たった現在のサッカーでは、信じられん事にゴールキーパーがDFライン付近まで上がって、当たり前のようにゲームコントロールを行う「アップスリー」と呼ばれる戦術が到来している
柔道もサッカーも
こういった目まぐるしく変わる戦術の進化に喰らいつける育成計画を立てているから
国際大会で一定以上の成果を出す事が出来ているって事だ
さてバスケットボールはどうだろうか?
もし自分の選手時代の概念を現役に押しつけているだけの指導者らがいたら
気をつけてくれ