TAMAのさん日記

日々雑感、トレーニング理論などを書きます

議論は「関係ある奴は口を挟むな」が正解

ただのお話合い議論は全く別物です

日本人は議論がヘタだ」昔からよく言われる事だけど

それは僕に言わせると
そもそも議論(discussion)について
きちんと学んでいない日本人が多いせいだと思う

ネトウヨだとかパヨクだとか言われる
いわゆる「残念な皆さん」が議論ヘタなのはジョークで済むかもしれないけど

日本の場合
評論家だとか大学教授だとか、あと学校の先生だとか
一般的に『アタマ良い』と言われてる連中ほどこの辺の事がわかっていない

ていうかむしろ、近所のじーさんとかの方が余程優秀

こんな状態で世の中が良くなる訳がないよね


【当事者の声を集めて議論なんて出来る訳ないじゃん】

みんなよく考えてくれ

例えば今度
君の街に原子力発電所が建設される計画が立ち上がったとする

・建設に反対する人は何を言ったって反対するに決まっているし
・逆に電力会社はじめ、発電所建設で利益が出る人は何を言っても賛成する

そんな利害が衝突する関係者同士で議論discussionなんて出来る訳ないじゃん

そんな事あたり前でしょ?



よく
「関係ない人は口を挟むな」…て、いうでしょ?
あれ、実に日本らしい表現だと思う

「利害関係者は(どうせ意見固まっているんだから)議論に口を挟むな」が正解

もっと現場の声を聞け!

日本社会はスゲー現場の声を聞いています
聞いているけど
聞いているだけで何も出来ない人に裁量権を与えるから
何も出来ないだけです



もし異なった当事者意見を合意形成に加味したければ議論discussionだけじゃあダメなんだ
別のテクニックも必要なのさ



では利害関係者同士で行う合意形成ではどうすれば良いのか?
そんな時はディベート(debate 討論)というテクニックを使う事が多い

www.youtube.com

ディベートでは
基本的に当事者同士で対話する事は殆どない
発言者が進行役や聴衆 (audience)に向かって順番にスピーチする

あらかじめ決めておいた
何回かのスピーチ合戦が終わったらそこで終了

その後対峙者の勝敗を
・聴衆に判定して貰ったり
・進行役が決めたりする
・あと勝敗を決めないディベートなんかもある
(選挙中の候補者ディベートなんかがそう)


若い人向けの説明としては
ラッパーのフリースタイルバトルってあるでしょ?
あれがまんまディベートです


・どんなに良い事言っていてもわかりやすいスピーチが出来なきゃ駄目だし
・見た目も大事、ダサい奴にオーディエンスはなびかない

ディベートは勝負事
『俺はこんなにも正しい事を言っているのに…』なんてのは言い訳にもならない
負けた時は勝ったアイツの正義の方が強かったというだけの話だ


ディベートは負けたもん勝ち』って格言があるのだけど
僕に言わせたらそれは誤った解釈

日本人同士のディベートって大抵の場合は相手の意見に対しての論破合戦を行う

オーディエンスは最終的にやり込めた方を選ぶのだけれど
なんかモヤモヤしちゃう(笑)

僕に言わせれば論破ってのは三流のディベーターがやる事

論破なんてものはいつでも誰でもできる
というか
僕は僕自身の意見を論破する事ができる
逆にどんな論破も躱す(かわす)事が出来る

勝負だから相手をやり込めるけれどもリスペクトのないDisで人は響かない

「論破おじさん」はディベーターじゃあないんだ