TAMAのさん日記

日々雑感、トレーニング理論などを書きます

⚽🏀実は勝利至上主義より怖い「エンジョイチーム」の闇

 

 

 

プロローグ

👇昨日の記事の続き

tamanoblg.hatenablog.com

 

 

行き過ぎた勝利主義に疑問が出され

最近では「エンジョイサッカー/エンジョイバスケット」的なチームが

老若男女問わず増えてきたけど

 

実はエンジョイチームも危険性は高いのよ、というのが今回のお話しです

(*´ω`)

 

エンジョイチームの恐怖

[その➀ ]より一層指導者独裁になりがち

「人間育成」というキラーワード

多くのエンジョイチームでは勝利を目的に掲げるのがご法度なので

特に育成世代のエンジョイチームでは

勝利以外のスローガンが強望されるのだけど…

 

そこで大抵は人間育成・教育という、やたらデカいワードが横行する

 

それ、教育じゃなくて洗脳じゃないですか?

でも(では)そんなチームの指導者や保護者らに

「人間育成て、どんな事をするの?」と聞くと

要は「大人(指導者)のいう事を聞く子供を作る事」といったアンサーになる

 

「🤣それ、洗脳じゃーん」と反応すると、否定はされるけど、大抵は具体的な話は伺えない

 

ある意味最恐「新興宗教チーム」

また勝利至上主義のチームでは、連敗が続けば「勝利という結果が出ていない事」を根拠にして、指導者サイドへある程度のプレッシャーをかけられるのだけど

エンジョイチームではこれができない

 

そこで

  1. 如何にして参加者(選手・保護者)に喜びを与えるか?
  2. 如何にコーチ・指導者の偉大さを参加者らにアピールするか?

を、競い合う

何だか新興宗教団体みたいなチームになってしまう

…って、ケースもあるみたいね?

 

 

[その② ]一番楽しいの事は勝つ事というジレンマ

👆これはタイトルの通り

 

「サッカー、バスケットやっていて楽しい時ってどんな時か?」と聞かれたとき

「対戦相手に勝つ事」と答える参加者は実に多い

 

従って、ベンサム理論に基づき

チーム参加者の最大幸福が「対戦し、勝利する事」であった場合は

 

エンジョイチームとは勝利至上チームとなってしまう

 

勝利至上主義に疑問を持って作ったエンジョイチームが

いつの間にか否定していた筈の勝利至上主義チームへ傾倒してしまうのは

こういったロジックなのです