⚽最近の最新戦術
⑴まずは従来のサッカーのおさらい
従来のサッカーの守備(マンツーマン)は
DF陣の中の後ろに1人スイーパーという、いわば守備の統括選手を置き
このスイーパーの位置にDFラインを敷いていたのだけど
⑵1980代の後半くらいから…
DFを一直線に並べて中盤選手との間に来た選手を
上下から「グチャ!」っと潰す戦術が主流となってきた※
※上下から「グチャ!」っと潰すので、これをプレスディフェンスと言う
⑶そして現代サッカーのDFはどうなっているかというと…
そして現代サッカーのゾーンプレスでは
- プレスはDF⇄中盤だけではなく、中盤⇄FW間でもかける
- DFラインはちょっと前のボランチ~SMFくらいの高さでかける
と、変遷している
だから今のセンターバックは中盤並みの運動量がないとできない
ちなみに、これは余談&ちょっと前の話になるけど
ザッケローニ時代の日本代表では
闘莉王ではなく本来はボランチの今野がCBとして招集され続けたが
それはこの運動量が要因だった
デカくても、ジャンプ力があっても
現代サッカーのCBは走れないと務まらないのだ🏃♂️
…そして、こういう状況をよく
- コンパクトな中盤
- ハイプレス
…って流行り言葉のように言うのだけどさ…
ワイが思うには
(;゚Д゚)クレイジー
(*´Д`)出来るか!そんな真似!
と、言い切って良いと思う
そのくらい現代サッカーの状況は
ダイナミックに、非常識なくらいに変わってしまったのだ
⑷さて!ここからようやく本題
ではこのクレイジーなハイプレスをどう攻略するのか?というと
国内だと今年くらいから見かけるのが…
攻撃側の最終ライン付近から
相手DFラインとGKの間のスペースに「ポトリ」とボールを落とす戦術だ
テニスのロブショットの様なプレー、って事だね
このプレーの特徴的なシーンは
2023/7/8
このプレーで全力で立田に投石してる連中が山ほどいたけどさ…
- 本来はこれ、ロブが出た瞬間にGKマツケンがPAを飛び出さなきゃいけなかったのだけど、これだけパスが鋭いと飛び出したくても飛び出せなかった
- 立田叩く以前の問題で、前線選手がロブを出す隙を与えた時点でアウトだ。これではプレスが効かない。
- そして、なによりも湘南GKソン・ボムグンのキック精度が高かったね
…まぁこのあたりの回答がこのシーンの正解かな?
とにかくさ
🎾テニスのロブショットをみて
「あんなフワフワした打球なんて、素人でも打てる」て批判する風潮は?
どうだろうね??
とは思うよね
⑸更にこのプレーの発展形
※「⑷」でも書いたけど
今のGKは皆ダッシュ力があるから
ゴール方向へ単純にロブを出すとGKに取られちゃうので
海外サッカーとかだとクロスファイヤーといって、対角線上にパス(ここではロブ)を出すプレーがままある
こういったプレーの代表的なシーンは
2023年8月6日に行われた
- 「井上のミスがー」、とか
- 「古賀のアバウトなパスがー」
…とか言われていて、井上にも太陽にも気の毒で仕方がないのだがw
(😂加地さん、アンマリだww)
ここのシーンで太陽は
右SB福田が上がっているのを見越した上で
結構な精度のピンポイントロブを上げているので
ロブを上げた太陽もヘディング対応した井上も
…まぁ井上も決してベスト対応では無かったけどさ
でもこれ、決して簡単なプレーではない?よ?
⑹おまけ
後半戦のレイソルは
従来の4-4-2から4-2-3-1に変えた事で
前線両サイドに発生したスペースを上手く使えているな、という感想
課題は2つ
➀右SMFをどうするか?
4231のSMFは「攻撃・守備・スピード」の三拍子が求められる
左SMFは三拍子くんのサヴィオにお任せするとして
右サイドについては
いまのところ「守備/スピード」のサチローが結果を出していて
あとは「攻撃/スピード」の小屋松を布陣する二枚体制のようだが
個人的にはここに
左利きでスピードのあるジエゴか三丸をコンバートするのは結構アリだと思っている
②フロートどないすんねん問題
フロートくんが不貞腐れモードに突入している様子で
さて困ったな、という感じ
(ちょっと古いけど)フクロウ博士に頼んで
やる気にさせて貰うのはどうか?
まぁ冗談はともかく
今の布陣は彼の強みが引き出せる布陣じゃあないよね
コストも高い選手だし
win-winで交渉できるレンタル先を本気で探し始めても
良いのかも知れない